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思考ツールと問いの構造7 [企画・思考]

思考ツールと問いの構造7
生活科における「気付き」とは
市内の研究会で生活科における「気付き」とは何かということが話題になった。
調べてみるとこれがめっぽうわかりにくい。
現行学習指導要領にも新しい学習指導要領にも「気付き」は登場してくる。
日々の評価にも関連するのだから、これはほうっておけない。
だが、先生方はほとんど「気付き」とは何かを理解しないまま「およそこうだろう」と
いうところで評価していることがわかった。そこに居合わせた指導主事も明解な説明が
できなかった。

「わかりにくい」という声が多かったのだろうか。
新学習指導要領解説p.29には次のように示されていた。
      ◆
 生活科の各内容には,一文の中に「児童が直接関わる学習対象や実際に行われる
学習活動等」「思考力,判断力,表現力等の基礎」「知識及び技能の基礎」「学び
に向かう力,人間性等」の四つが構造的に組み込まれた。全ての内容は「〜を通して
(具体的な活動や体験),〜ができ(思考力,判断力,表現力等の基礎),〜が分かり
・に気付き(知識及び技能の基礎),〜しようとする(学びに向かう力,人間性等)」
のように構成されている。低学年の児童に,よき生活者としての資質・能力を育成して
いくためには,実際に対象に触れ,活動することを通して,対象について感じ,考え,
行為していくとともに,その活動によって,対象や自分自身への気付きが生まれ,
それらが相まって学びに向かう力を安定的で持続的な態度として育成し,確かな行動へ
と結び付けていくことが大切である。
      ◆
さて、皆さんはこの説明で「気付き」のいみが「わかった」と言えるだろうか。
私は残念ながら「わからない」と思った。
そこでさらに調べると、文科省のサイトに次のように出ていた。
      ◆
Q問6−1
 中央教育審議会答申によれば,生活科では気付きの質を高めることが求められて
います。気付きの質を高めることの意味とそのための学習活動としてどのような
ことが考えられるかを教えてください。

A答6−1
 気付きは対象に対する一人一人の認識のことですが,活動を繰り返したり対象と
のかかわりを深めたりすることに伴い,一つ一つの気付きが関連付けられた気付き
となったり,対象への気付きが自分自身への気付きとなったりすることが考えられ
ます。例えば,アサガオを育てる活動を行う中でアサガオへのかかわりを深め,
アサガオの成長への気付きがアサガオの世話を続けることができた自分自身の成長
への気付きとなることが考えられます。

 このように気付きの質を高めるため,今回の改訂では,見付ける,比べる,たと
えるなどの多様な学習活動を工夫することが例示されています。教員には児童が気
付いたことを表現する活動を工夫し充実することが期待されています。
      ◆
ここでようやく「気付き」の定義が登場した。
これは、学習指導要領に書くべきことだと、私は思う。
「気付きは対象に対する一人一人の認識のことです」の部分だ。
どうやら、「対象に対する児童の認識」を指すらしい。
しかし、その後の説明がいただけない。
余計にわかりにくくなる。
「活動を繰り返したり対象とのかかわりを深めたりすることに伴い,
一つ一つの気付きが関連付けられた気付きとなったり,対象への気付き
が自分自身への気付きとなったりすることが考えられます。
例えば,アサガオを育てる活動を行う中でアサガオへのかかわりを深め,
アサガオの成長への気付きがアサガオの世話を続けることができた自分
自身の成長への気付きとなることが考えられます。」
気付きを「認識」と置き換えて整理してみる。
アサガオを例に整理してみる。
まず、最初の活動でつまずく。アサガオにおける活動とは何か。
私が思いつくのは、
・世話をすること(栽培し育てること)
・よくみること(観察すること)
の2つだ。
「活動を繰り返したり対象とのかかわりを深めたりすることに伴い,」
は、
・アサガオを繰り返し世話して日々よくみることによって
ということになるだろう。
「一つ一つの気付きが関連付けられた気付きとなったり,」
は、
・そこから得られる一つ一つの認識がさらにまとまった認識となり
ということだろうか。
「対象への気付きが自分自身への気付きとなったりする」
は、
・アサガオへの認識が自分自身への認識につながる
ということだろう。
まとめると、
・アサガオの世話や観察によって得られる認識が時間を経るとさらに
まとまった認識となり、やがては自分自身への認識とつながる。
つまり、アサガオの成長についての認識が自分自身の成長についての
認識とリンクする。
というようなことを言いたいらしい。

私の場合、残念ながら、これで「はい、はい、わかりました」とはならないのである。
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